シティダイニングのさらなる挑戦「都心部に店舗を増やして飲食業界を盛りあげていきたい」

今回は、2022年1月にCOOLで募集をした「THE CITYダイニング事業ファンド#4【特典付】」より、ソーシャルレンディングで資金調達したプロジェクトのその後を前後編でお届けする。

本記事前編では、ソーシャルレンディングでの4度目の資金調達や、新たに立ち上げた『Italian Bar ROMANO(ロマーノ) 麻布十番』について、後編となる本稿では同様に、新たにオープンした『麻布十番 居酒屋 あさごや』の紹介、ソーシャルレンディングの可能性や今後の事業展開について、シティダイニングの田中氏、シティホームズの山本氏に話を聞く。

▽お話をお聞きした人

山本氏
AM会社で証券アナリストを務め、精密機械メーカーでIR、複数の不動産会社で上場準備を経験。現在は財務、経営企画、情報システムを担当する。
田中氏
外資のアパレル企業を経てシティダイニングへ。広報や店舗管理等を担う。

高級店の味をリーズナブルに楽しめる

――続いて『麻布十番 居酒屋 あさごや』について伺っていきます。お店のコンセプトを教えてください。

田中 2017年に『銀座 まる市』というお店を銀座に出店しました。こちらは銀座という土地柄もあっての高級店で、すっぽんとフカヒレをメインにしています。その『銀座 まる市』の女将と総料理長が監修した料理をリーズナブルに楽しむことができ、深夜までゆっくりとくつろげるお店にしたいということで麻布十番に立ち上げました。麻布十番になじみのある方々が集い、コミュニケーションが生まれていくお店を目指しています。

――内装はどんなところにこだわっているのでしょうか?

田中 店内の装飾は白と黒を基調とし、シックかつクールで落ち着ける雰囲気、お客様が朝までいても疲れない空間づくりにこだわっています。こちらもオープンキッチンで、カウンター席から料理長が調理する様子を見ながら食事を楽しめる形になっており、空間と料理がマッチするようにこだわっています。加えてお座敷の席も用意していまして、そちらではゆっくりとした時間を過ごせるようになっています。

麻布十番 居酒屋 あさごや

麻布十番 居酒屋 あさごや

ニーズに合わせてカウンターと座敷の席を用意する

――料理へのこだわりや、おすすめのメニュー、人気メニューは?

田中 『銀座 まる市』の味を継承するとともに、リーズナブルで使い勝手の良さに重きを置き、お客様にご満足いただける料理の提供を追求しています。

特に好評をいただいているのは「銀座 まる市伝承フカヒレおこげ」や「フカヒレ餡かけ焼きそば」、「黄身のせだし巻き卵」ですね。中でもフカヒレおこげはお客様のテーブルで熱々のフカヒレ餡をかけてご提供しますので、おいしさはもちろん、見た目や音でも楽しんでいただくことができます。「黄身のせだし巻き卵」は、大分県産の高級卵(卵黄)を使っており、味にもこだわっています。

料理

「銀座 まる市伝承フカヒレおこげ」や「フカヒレ餡かけ焼きそば」など食材にもこだわったメニューがそろう

――『麻布十番 居酒屋 あさごや』は2022年5月にグランドオープンしました。反響はいかがでしょうか?

田中 『銀座 まる市』はコースメニューが中心ですが、『あさごや』は一品料理を豊富に揃え、お食事としてご利用される方だけでなく、料理をつまみながらお酒を楽しみたい方にもご利用いただけます。また、朝4時まで営業しており、食事を済ませて二軒目として利用したい方にもお越しいただいております。食材やおいしい食べ方についての料理長による説明が好評で、それも含めて「メニューが豊富で楽しい」、「店内の雰囲気がいい」といったお声もいただいております。

料理には、青森県から直送される新鮮な魚介や大分県産のこだわりの卵を使い、日本酒の種類も豊富で、深夜まで落ち着いた雰囲気の中でそれらを楽しむことができます。

ソーシャルレンディングで可能性が広がった

――両店舗のオープンに向けて活用されたソーシャルレンディングの可能性について、どのように感じていらっしゃいますか?

山本 これまでは出店する場合、その費用を金融機関から調達するのが一般的で、スピード感を持って進めるのが難しい部分がありました。それが、ここ1年ぐらいでソーシャルレンディングを活用させていただくようになり、いろいろな事業が進めやすくなりました。

田中 可能性が無限に広がっていると感じています。私たちのやりたかったことを実現できるところがとても心強く、ありがたく思っています。

――今後の飲食事業の予定や展望について聞かせてください。

田中 今後も店舗拡大を目指していきたいと考えています。皆様に喜んでいただけるお店を、地元の麻布十番などの都心部に増やして、飲食業界を盛りあげていきたいと考えています。コロナ禍の影響はまだありますが、「おいしいから、もう一回行こうよ」と言っていただけるようなお店を目指して店舗拡大していきたいですね。

 

(提供:ZUU online

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